先日、突如「地方発ドキュメンタリー」のコーナーが、NHKで再放送されました。その後、電話が鳴って鳴って・・・その反響に一同驚いています(-_-;)

以前、四国地方限定で放送された時も、地方発ドキュメンタリーとして全国放送された時も、夜でした。今回は、午後1時過ぎと言う事もあり、お問い合わせの電話をいただきました。

「高岡正明さんの、陽光にかける思いに感動しました」「お父さんの意思を継いで、桜を世界に届けている。その想いに感動した」「ぜひ、うちにも陽光を植えたい。どこで手に入るのか?わけてもらえるのか?」

放送終了後、電話は2時間近く鳴りっぱなしになりましたΣ(´∀`;)

放送された番組はこちら→「心を照らす桜~陽光桜の物語~」

2013-04-12 20.04.27

皆様からお問い合わせをいただくのですが、今は桜の苗木はありません。と言うのが、植える時期が違うので、お分けしても枯れてしまうかもしれないのです。

<桜の植樹について>

  • 桜の環境・気候

陽光は丈夫で適応性の広い樹種です。気候は全く心配なく、国内はもとより、海外でも植樹に成功。冬期ー30℃(極寒の東欧の地で開花)・夏期+40℃の過酷な場所でも「陽光」は立派に開花し、国際交流の一翼を担っています。

  • 日光大好き

よく日が当たり、風通しの良い場所が好適です。特に火が当らないと良い花を楽しめないので気をつけましょう。

  •  土質より水はけ

やせ地は気にしないのですが、適度に湿気のある水はけの良い場所が理想的です。やや乾燥気味が理想ですが、水はけの悪い場所は盛土をします。

  • 浅根を大切に

大木になっても地中の浅いところに太い根が広く分布します。したがって踏み固められたり、車の往来で土壌が固くなると根の生育が悪くなります。柵をしたり、小低木を植えこみます。

  • 剪定

「桜切るばか、梅切らぬばか」と言う言葉がありますが、時には桜でも剪定が必要なときがあります。なるべく切らない方がいいのですが、苗木の下枝や、のびすぎた枝、重なり枝、など不要な枝は切り取ります。

  • 間隔は5メートル以上

間隔が狭すぎると病害虫発生の原因となります。必要は植樹の間隔は5~6m以上を目安とします。

  • 植樹の時期

葉が落ちてから良く春の芽が出始める前までの間です。葉のある時は葉っぱの数を30%ぐらいにして植えます。厳寒期は避けます。

  • 元気な苗木を

苗木は幹が太くて素直に伸びているもの、樹皮には光沢があって、芽や茎の良いものを選びます。最近はポット苗と言う便利なものが普及しており、種苗店で十分管理された苗木を求める事が出来ます。選ぶときには、根元にカイガラムシなど害虫の付着していないもの、病気に侵されていないかよく点検し、接ぎ木用のビニールテープは必ず取り除いてください。

  • 植樹と後の水やり

植える前に直径50cm、深さ40cmの穴を掘り、そのそこに堆肥、牛糞、油かす、などの基肥と土を混ぜ合わせます。その上に、苗木の根が基肥に触れないよう少し土をかけておき、根をよく広げ、密着するよう土をかけ、よく灌水を行います。根のまわりに円形の土を盛り上げて水ばちを作ります。植えた桜が風で倒れないよう細い丸太の支柱を、若木の場合は鳥居型の支柱を立てて固定します。植樹後は1、2年は根が十分に張るまで、特に乾期や降雨のない場合は、1週間に1回程度水やりをします。水はジョウロで十分な水やりを行ってください。

詳しい内容はこちらからご覧いただけます→ youkou-panfu

放送が今の時期なので、すぐにでも植えたいとお声をいただくものの、時期が違うので皆様御断りをさせていただいております。陽光の苗木はホームセンターなどでも販売されています。12月位になりましたら、お近くのホームセンターや苗木を売っているお店などでもお問い合わせください。※弊社からお取り寄せ可能ですが、送料がかかります。

ただ、苗木を植えたからと言って来年すぐに花が咲くかと聞かれますと、お答えができません。環境にもよりますし、木々は成長しながら大きくなり、花の量も増えてまいります。その成長を楽しみにしていただけると幸いです。

※世界への植樹については、「日本さくら交流協会」ホームページでご紹介しています。