遠赤青汁では、農業のIT活用に取り組んでいます。とはいえ、急に始められるものではありません( ;∀;)試行錯誤しながら進めています。

1)そもそも、農業にITは必要なのか?

農業作業者の多くは、パソコンが苦手、ITって何?という人が多いです。身体を使う方が事務作業よりも好きという人が多いといえるでしょう。弊社も作業日報は紙媒体で提出させています。提出した日報を、入力する担当がいます。(データ化)

2)有機JASは記録の農業である

有機認定を受けるためには、多くのデータが必要となります。日報として集められる農場ごとの作業進捗もその一つ。ここの農場にはいつたい肥を入れて撹拌したのか、収穫はいつどのくらいを行ったのか、何回くらい収穫できたか等があります。また、収穫した野菜を出荷する場合も、格付けという作業があり、どのくらいの量がどのルートで販売されたなど、さまざまな場面で記録が精査されています。こうした記録をデータ化し保存。申請時に活用しています。

3)データの集計は入力次第

こうしたデータを現場で入力して、活用できないかと思ったのが今回の取り組みとなりました。タブレットやスマホでアプリを活用して、今日はどの農場でどんな作業を行っているか。こうした進捗具合が、例えば海外出張している高岡のタブレットでも確認できたら、すごくないですか?遠くにいても、農場の作業がわかる。また、いつごろには収穫が見込めるなど、販売ルート拡大にも役立つデータとして活用が出来ます。

IMG_1910実際に、タブレットで入力してもらっています。ただし、なかなかここまで来るのにも一苦労でした。やはり、こうしたITツールを使っていると、使わない人から見るとサボってる風に見えるもので、合間に入力を済ますということが出来にくく、担当者には迷惑をかけてしまいました。

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まずは慣れることから。入力は、いつ、どこで、誰が、何をしたか。簡単なルール決めてスタートしています。※この画面には載っていませんが、写真も記録できます。

大義名分は伝えたものの、まだまだトライ中です。話し合いを重ねながら、アプリの活用を進め、将来的には海外研修生たちにももっとツールを活用してもらって、情報を共有できるようにしたいです。

また、ご報告します(^^)/