夏目漱石と正岡子規の思い出の建物が山崩れで崩壊！

愚陀佛庵崩壊！

なんと、昨日の雨で歴史的建造物「愚陀佛庵（ぐだぶつあん）」が山崩れに遭い、崩壊してしまいました。

残念ですね～(T_T)

■愚陀佛庵とは？

夏目漱石が英語教師として松山中学校に赴任した際、下宿していた上野家の離れ。

正岡子規が療養のために居候し、１階に子規、２階に漱石が住み、52日間共に過ごし、俳句づくりに没頭しました。小説「坊ちゃん」はここで過ごした松山での教師体験を元に生まれました。
この「愚陀佛庵」という名前は漱石の自分の俳号「愚陀佛」から名付けたという説と、子規が「愚陀佛がいる庵」と呼称しているところから、子規が名付けたという説があります。

※現在のものは当時の雰囲気そのままに復元したものです。

移築した位置が悪かったと言うことにになるのでしょうけど、崩れるなんて思っても無かったと思います。自然災害ってひどい事しますよね(>_<")

ここがなかったら、「坊ちゃん」は生まれてなかったかも？

たぶん、改めて復元する事になると思いますが、また数年はこの姿を見る事はありません。場所も変えてしまうのかな？

正岡子規や夏目漱石のいた時代を思い起こすにも、こうした歴史的建造物が重要になります。

古き良き松山の歴史。大切にしていきたいですね。